FXにおいて資金管理は大事だと言われていますが、具体的にどうすればいいかわからないという方もいると思います。
今回は、スイスフランショックのような3800pipsも暴落するような相場でも最悪、用意した資金の10%しか損しないとにかく安全な方法をご紹介します。
10%→1%→2倍→2%という黄金ルール
とにかく安全にトレードをしたいという場合は、10%→1%→2倍→2%という資金管理を覚えてみてください。
ただ、国内業者だとレバレッジが25倍なので証拠金の関係で最初に用意する資金が大きくないとできない方法です。少額資金でハイレバに挑もうとしている方はまずは落ち着いてこの資金管理方法試してみてください。
投資資金の10%をFX口座に入金する
まずは、もともとFXで使おうと思っていた10%の資金をFX口座に入金します。
元手20万円用意できるならその10%の2万円を入金します。
この時点であなたの投資資金の18万円は手元に残っているので18万円の安全を確保することができました。
1回のトレードの許容損失は元手20万円の1%
元手となった20万円の1%ですから、許容損失は2千円です。
口座残高2万円で2000円の損失と考えるとかなりハイレバですが、元手の20万円からの計算なので実は安全です。
口座資金が2倍になったら半分を引き出して許容損失を2%にする
口座に入金した2万円が4万円になったら、まずは、2万円を引き出します。
この時点で入金した2万円は無事に回収できたのでここからは何が起こっても自分のお金元手となった20万円はマイナスになることはありません。
ここからは利益として出した2万円を増やしていくことになります。
無事に2倍にすることができたということはトレードをする力があるということなのでここからは許容損失を2%にします。どんなに稼いでもこの許容損失2%というルールは変えないほうがいいです。
ということで許容損失2%を計算します。
元手18万円+無事に回収した2万円+口座に残っている2万円=22万円(トータル資金)
トータル資金22万円×許容損失2%=4400(許容損失)
ということ4400円が許容損失なります。口座にある2万円に対して4400円の許容損失はハイレバですが、資金を2倍にしたトレード手法なので安心して増やしていけると思います。
常に口座に投資資金の10%を残して出金する
2万円増えるたびに出金するのも大変ですし、2万円でずっとやり続けるのも大変です。
なので、無事に入金した2万円を回収できたらそこからは投資資金の10%がFX口座に残るようにコントロールしていきます。
例えば先ほどの続きとして、さらに2万円増えたとします。そうするとトータルで24万円になります。
なので、24万円の10%、2万4千円を口座に残して残りの1万6千円を引き出す。
というのもありですし、すでに利益だけで運用しているので、10万円まで稼いでから10%を残して出金するというのもありだと思います。
・常に口座にはトータルの投資資金の10%があるようにする
・許容損失は2%というルールを守る
一番最初に入金したお金を回収できたら上記のことを守りつつトレードしてみてください。
もしも、口座に入金した2万円がなくなってしまった場合
入金した2万円を2倍にできる方もいれば、全部溶かしてしまった、という人も出てくると思います。それでも、口座に入金した2万円が溶けただけなので18万円は手元に残っています。
ここで大事なのは、トレードする力がまだ身についていないということを理解することです。なのでもし、入金した2万円を溶かしてしまったらデモトレードを1か月やりましょう。
デモトレードでもこの資金管理方法を想定して行い、無事にプラスになったらまた本番に挑戦します。
今度は投資資金が18万円になったので、許容損失の1%は1800円です。
デモトレード1か月は、罰ゲームみたいに感じますが、連敗しまくるトレード手法は見直したほうが賢明だと思います。
まぁそれを無視してたとえ50連敗しても資金は減りますがお金が一気に無くなるようなことはありません。
10%→1%→2倍→2%ルールの黄金ルールをデモトレードで試してみる
例えば口座残高100万円のデモトレード口座を開いたらその口座残高を200万円にすることを目指します。
この場合、元手となる資金は1千万円です。その10%の100万円がデモ口座の残高とします。そうすると、1千万円の許容損失は1%の10万円ということになります。
1トレードで10万円の損失までOKということですね。
それを踏まえて最適なロットの計算をします。
今回は損切幅が30pipsあった時を想定したいと思います。
※1Lot=10万通貨
(「損切り額」÷「pips数/100」)÷100,000=Lot数
展開すると↓
「損切り額」÷(「pips数」×1,000)=Lot数
これに当てはめると
「損切り額10万円」÷(30pips×1000)=3.33Lot
ということで、この場合は3.33Lot(約33万3千通貨)ということになり、1pipsあたり±3,330円の変動があるトレードをすることになります。
もし簡単に最適ロット数を出したい場合はこちらを使ってみてください。
Position Size Calculator | Myfxbook
最適なロッドを算出してトレードをして無事に資金が二倍になったら本番トレードをやってみましょう。
本番に近いトレードをやるには?
本番に挑戦してみたいけどちょっと不安だという方は、海外FX業者を利用してみてください。海外FX業者は口座入金ボーナスというのをやっているところがあります。
超大手のXMは口座入金ボーナス3000円、日本人向けのGEMFOREXは口座入金ボーナス2万円キャンペーンをやっています。
例えば、GEMFOREXの口座開設キャンペーンで得た2万円を20万円の資金の10%を入金したと仮定します。
無事に2倍になればOKだし、お金も増えます。たとえ負けても口座開設ボーナスがなくなるだけなのでこちらは痛くもかゆくもありません。
注意点としては、お金が無事に増えてもすぐに出金しないことです。GEMFOREXの場合、例えば先ほどの2倍に増えた2万円をすぐに出金すると2万円の口座開設ボーナスが消滅してしまいます。
海外FX業者がいうボーナス2万円などは2万円分のメダルのようなものです。
ゲームセンターではメダルでメダルを増やすゲームがありますが、ボーナス2万円は2万円分のメダルであり、そのメダルを使ってお金を増やすという感じです。
増えた分のお金は出金できるけど、ボーナス2万円が消えてしまうというのはメダルを没収されるという感じですね。
XMのメリット、デメリットを知りたい方はこちらを参考にしてください。
GEMFOREXはまだまとめていないですが、XMよりは日本人に優しい海外FX業者です。出金に関して書いた記事があるので一応それを貼っておきます。
最後にこの資金管理法なのですが、実はある販売ページから取り入れたものです。といってもいつもリンクを貼ってるので知っている人は知っていると思いますが、こちらです。
このマーケティングFXという販売ページに書いてある資金管理方法です。
今回の記事は多少私が付け足した部分がありますが、実際に役に立つ情報なので記事に起こしてみました。マーケティングFXにはこの資金管理を一発で算出してくれるインジケーターも付いてくるのでとても便利です。
そのインジケーターがなくても計算はできなくはないので、(エクセルで作ることもできますし)この資金管理方法は資金を守るためにも取り入れたほうがいいかなと思います。