
【筆者:赤獅子11 (@FXindicatorBlog) /X---旧Twitter】
FNC_Harami_Traderは、「はらみ足」を検出してチャート上に表示してくれるインジケーターです。
インジケーター名に “Harami” とあるため「はらみ足」としていますが、実際に検出されるローソク足のパターンは、マスターキャンドルやインサイドバーとも呼ばれるもので、はらみ足の上位互換のようなイメージです。
FNC_Harami_Traderのパラメーター

一部、少しわかりにくいパラメーターがあるので補足しておきます。
Harami Detection Method
はらみ足の「範囲」を指定できます。
デフォルトでは高値・安値を基準にしていますが、プルダウンから始値・終値に変更することも可能です。
Minimum bars for valid inside bar structure
はらみ足として判定するために、何本のローソク足が範囲内に収まっているかを指定します。
初期設定は「10本」ですが、実用的には「5本」程度でも十分です。
FNC_Harami_Traderの基本的な使い方や見方など

フィルター機能として使う
はらみ足(マスターキャンドル)が出現している箇所は、レンジ相場の可能性が高いです。
「高値圏で出たら売り」「安値圏で出たら買い」という使い方もありますが、実際にはその後トレンドが継続するケースもあるため、過信は禁物です。
まずは「レンジを見極めるフィルター」として活用してみるといいと思います。
トレードの前に、上位足をチェックしてはらみ足が出現しているかを確認するのもおすすめです。
特に、はらみ足が検出されている場面は、大きな値動きがあった直後が多く、無理にトレードするほどの相場とは言えません。レンジ狙いのトレード方法だったらありかもしれませんが。
レンジ相場のようだったらいったん様子を見るほうが無難かと思います。
ブレイクアウトの参考にする
レンジを認識できるということは、そのレンジを抜けたブレイクアウトにも応用できます。
たとえば、ブレイクしそうな価格帯をスマホアプリでアラート設定しておくことで、
FNC_Harami_Traderと連携した戦略が可能になります。
ただし、ブレイクしたからと言って必ずしもその方向へ進むとは限らないため、過信せずリスクリワードや他のインジケーターとの組み合わせも意識するといいと思います。
まとめ
FNC_Harami_Traderは、はらみ足(マスターキャンドル)を視覚的に捉えることができる便利なインジケーターです。
そのまま売買サインにするというよりも、「相場の状態を見極める補助ツール」として活用するのがいいと思われます。
※インジケーターのダウンロードは記事の最後のほうでできます。
FNC_Harami_Traderのダウンロードはこちらから
下のボタンをクリックするとダウンロードが始まります。
※注意点:ex4ファイルは名前を変更するとMT4に正しく表示されません。名前を変更せずにそのままMQLファイルに移動してください。




